It might be an origin. /起源かもしれない

ネバーシア・サーガ・プレリュード番外編「It might be an origin. /起源かもしれない」

※某映画のパロディーです。
出演
1.アリエル、２．ソニア、３．ローザ
4.チカ(マトリ人形)/ローザの肩に乗っている人形、三児さん制作のロシア民芸人形マトリョーシカ
三児さんホーム http://artistside.com/?m=pc&a=page_f_home&target_c_member...
※画面左から、ソニア、アリエル、ローザとチカ

ソニアがやけに変な調子で、半分笑いながら古代文字を読むと石造りの巨大な扉が
さも、とても重たげに重低音を奏で少しだけ開いた。
三人とマトリ人形のチカちゃんはケチな開き方をしている扉から部屋の中に入った。
おおげさなくらい漆黒の闇の中に、演出見え見えに徐々に光があふれ出す。
呆れるくらい大きな部屋には、やけに艶のある壷のようなものが、どうだと言わんばかりに無数に並んでいる。
巨大な部屋の一番奥の天井から、これ見よがしのタイミングで光が降り注ぎ、それは姿を現した。

ローザ「あの、のほほんしたものは、なんなのよ(^_^;)」
ソニア「あら、チカちゃんに似ているわね」
アリエル「そうね、チカちゃんに関係あるの?」
チカ「似ているみたいだけど、関係ないのよ」
ローザ「あの、のほほんしたものは、なんなのよ(ーー;)」
ソニア「あら、チカちゃんにそっくりね」
アリエル「そうね、どんな関係があるの」
チカ「そっくりみたいだけど、関係ないのよ」
ローザ「あの、のほほんしたものは、なんなのよ!!!」
この変な妙な会話を続けている間に、やけに艶のある壷のようなものの近くで、何かが
プルプルと蠢くのでした。